イタグレ服の試着確認
イタリアングレイハウンドのルイくんにまたまたご協力いただき、
先日、イタグレ服の試着チェックをさせていただきました。
前回、採寸会で採寸したサイズをもとに、型紙を作成し、
イタグレ用の製図でいろいろな展開をしたので、その展開方法が的を得ているかどうか?と、
勝手に決めた数値で展開したので、数値の設定が合っていたか?
微調整が必要なら、その数値を確認したく、直接に試着チェックさせてもらいました。
桜満開の頃、堀江公園の満開の桜がきれいに見えるカフェにて
ビタミンCたっぷりの金のジュース。おいしかったです。
採寸後の試着確認について、以前から感じていたこととして、
・採寸時のサイズ誤差は起こりやすい (パターンをひく人の想像力や経験等による判断が不可欠)
(わんこがまっすぐじっと立ったままでいてくれる場合は、かなり正確に採寸できると思います。
そうでないケースが多いと思いますし、体勢によってサイズがかなり変わります。
採寸し慣れていない人が採寸すると、サイズ間違い・採寸する位置の間違いも多くなると思いますので、第三者に採寸いただく場合は、予め注意が必要かもしれません。
サイズの誤差がある前提で、採寸時に、メジャーの目盛りだけではなく、犬の体型やサイズ感を
自分の目でもしっかり見て可能なら触らせてもらって、体型のイメージを頭の中に焼き付けた方がよいです。
パターンをひく際は、サイズのみでひくのではなく、体型の3Dイメージを思い描きながら犬の体を立体的にとらえてひいていきます。)
・製図した本人が試着確認しないと、確認できないことがあること
(特に、服を作らない飼い主さんや、服作りにまだ慣れていない方等が試着確認した場合、
適格な確認ができにくく、誤った修正箇所や修正方法を伝えられる可能性が高くなります。
試着確認時は、目の前の試着の様子とその服のパターンが頭の中でしっかり繋がっていることも大事です。パターンをひいた際に気になった箇所は試着時に必ず確認してください。)
・試着で、採寸でのサイズ誤差がわかった場合、まずサイズ修正をしてから再試着し、
必ず原型を確定させてから、次の段階へ進むこと
(スクールの作り方は、はじめの原型が全ての出発点で、どんな服を作るにも、まず原型を確定させておく必要があります。横着してアバウトに進めてしまうと、結局は、最初からやり直しとなりやすく、逆に時間がかかったり、せっかく作るのに犬の体型に合わない服になったりするので、原型完成までは丁寧にしっかり確認しましょう。原型がきちんとできれば、その後はスムーズです。)
さてさて、イタグレ服の試着に話を戻しまして
今回、2着試着してもらいました。こちら2着目。
原型を3段階で展開して制作したので、1段階目と3段階目の試着をお願いしました。
展開3段回目の形は、勝手に数値と展開方法を決めたので、方法・展開数値に問題ないか?
問題が無くても微調整が必要だろうなと思っていたのですが、予想以上にうまくいってました。
今回やってみた展開方法は、イタグレ専用の製図法にできそうです。
(イタグレの体型イメージができていてパターンに慣れていないと、結構難しいかもです。
他犬種は1段階で原型完成ですが、イタグレは3段階で原型作成しました。)
今回やってみた展開法により、イタグレ服でよく見かける(らしい)
前身頃裾にゴムを入れることなく、ダーツも無しで、体に添う形が作れました!よかった!!
(ルイくんがおとなしい子で、今回もフレンドリー&超ソフトなアントだけ同行。
アントとルイくんの写真を、後日にまた紹介します☆)
短毛の特殊体型といえば、フレンチブルもそうで、衿ぐりが下にずれやすいのが共通しています。
でも、体型・肉付き・骨格と何もかもが違うため、イタグレ専用の考え方・方法が必要で
同じ短毛でも、ゆとり分量の設定から何から違うことだらけでした。
採寸時の首まわりサイズが大きかったようなので、小さく微調整して、
ぴったりな服に仕上げたいと思います。
原型完成できたら、採寸会に来てくれていた別のイタグレの子用に制作しながら再確認して、
イタグレ服もバッチリ。にもっていきたいな、と思います。
引き続き、どうぞご協力よろしくお願いいたします!
イタグレ服、(他の犬種より)難しいけど、作るのが楽しいです!
飼っていないのに、服だけ作りたくなりそうです(^^;
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