「作ること」と「売る」こと と、マーケティング講座

「作ること」と、その先の「売る」こと

今まで、スクールでは、パターンと縫製をメインに教えてきましたが、今後、

企画デザイン面の強化を図っていき、犬服ブランドを育てたいと考えています。

今現在は、企画デザインについては専門クラスで少し練習していただいているのみですが、犬服ブランドとして販売活動を目指す、仕事に繋げたい生徒さんに対しては、(2019年開講予定の)「オリジナル犬服ブランド販売クラス」を土台とし、パターン・縫製については、専門クラスを土台にして目標達成してもらう、というイメージで考えています。

上記は、「作る」工程のこと。

販売となると、どんなにいいものを作っていても、それが売れるかどうかはまた別の話で、「いいものなら並べているだけで勝手に売れていく」なんてことはありません。

「売り方」はとても大事です。競争相手も多いですよね。

ハンドメイドで活動したい人は、必要な技術を身につけ、

良い商品を作り揃えることは大前提として、

その次の「売る」段階として、販売開始がゴールとならないように、

その後、長く活動を続けていくために「売る」ためのいろいろな戦略や考えが必要です。

「売ること」に悩むのは、個人だけに限りません。

多くの会社やメーカー、ブランドも同じく悩むことだと思います。

スクールでは、各ジャンルで、その分野の知識や情報を多く持つ現役の凄腕プロの方達を講師に迎え、スクールで学んでいただける内容をどんどん濃く充実していきたい考えです。

講師は、各ジャンルで講師業を専業としている人ではなく、現役であることに大きな意味があると考えます。

お忙しいにも関わらず。引き受けてくださる各ジャンルのプロの方達には感謝です。

スクールとして、長くお願いしていけるように取り組んでいきたいです。

そのためにも、私も一生懸命考え、動いていく予定です。

マーケティング講座について

今秋より、先駆けとして「マーケティング」講座を開設します。

「マーケティング」が必要だと言われても、ピンとこない方が多いと思うので、

年内は、お試し版として、生徒さん側が受講しやすいよう3回の講座としました。

そして、生徒さん達がより知りたい内容も盛り込み、来年より本講座を開講いただく予定です。

まだ正式告知前ですが、年内の全3回の講座内容です。

(各講座ごとに2名以上の申し込みにて開講決定します。)

・第1回「利益構造について」(10月)

・第2回「価格設定について」(11月)

・第3回「ブランド作りについて」(12月)

お試し版では、全3回での申込みと、各回毎の申し込みができ、受講料も抑えています。

(告知前ですが、「受講申込」ページの「専科クラス」で閲覧していだけます。

正式告知前なので、多少の変更が生じる可能性もあります。)

業界のプロ相手に講演やトークショー等もされている方が講師です。

犬服作りをしている人にとっても、個人のハンドメイド作家さん、

個人クリエイターの人にとっても、とても貴重な講座になると思います。

多くの個人クリエイターに役立ててもらえると良いなと思うので、

在籍生だけでなく一般申込も受け付けます。

(当スクール在籍生には、受講料の割引制度を設けます。)

ジャンルも、犬服に限らず、個人クリエイターの方なら誰でも申込OKです。

繊維業界や服飾関連で活動していきたい方、している方には特におすすめです。

2019年の本講座を前に、興味がある方、

「マーケティングって何？本当に必要なの？」な方、

本気で販売を目指している方、既に販売活動をしていて壁を感じている方は、

ぜひお試し版を体験してみてください。

単にマーケティングに詳しいだけではなく、繊維・アパレル業界に精通している方が講師なので、服業界に合わせたマーケティングを学んでいただけます。

いろいろな業界話や実際の事例なども聞くことができると思います。

個人活動するクリエイターや個人作家にとり、服飾専門学校や各種専門の大学以外で、

こういった学びの機会は大変少ないですし、現役のプロの方と接点を持つことは

なかなか難しいことだと思うので、ぜひ活用いただき、個々の肥やしにしてほしいです。

まだまだ「マーケティング」にピンとこない方へ

良いモノ作りをすることは大前提。

そのために、スクールでは高品質な犬服作りを教えています。

(犬を第一に考えた、犬にストレスを与えない犬服作り、が目的です。)

「マーケティング」は、「売る」ことに直結する内容です。

だから、販売する予定も、販売する気持ちも無い場合は、必要ないです。

いずれ「販売したい！」と決めている人は、犬服作りを習得してから、ではなく、

早い段階から知識を入れて、自分に合う「売り方」「販売活動」の戦略を早くから考え、

戦略を練っていくことは、とても有効なことだと感じます。

販売するモノが揃った時点で「自分の売り方」が確定していると、スムーズに動けます。

商品が揃った時点から「売ること」を考え出したのでは遅くてもったいないです。

価格のつけ方に悩む人も多いかと。

「どれくらいの価格をつけたらいいか全くわからない。」

「自信も無いし、なんとなくこれくらいの値段にしとこうかな？」

そんな人も多いと思います。

「価格の付け方」もマーケティングの一つです。

「作ること」と、「売ること」で分けると考えやすく、個人での活動では、

"クリエイティブな自分"と"経営をする自分"の両方が必要になります。経営センスがあったり、経営センスのある人が近くにいて助けてもらえるならよいと思います。そンな人がいないなら自分がやるしかない。

その場その場の思いつきで販売活動するのではなく、ブランドとしての意図と意味をもって一つずつ「売ること」の経験値を積んでいった方がいいです。

大きな気づきとなる失敗も、次の糧にしやすくなると思います。

ブランド毎にイメージやコンセプトは違うものだから、

誰かの成功例の同じ方法を同じようにやればいいわけでもないと思います。

スクールの生徒さん達が作る犬服ブランドが、1ブランドでも多く、成功して欲しいです。

そのために「マーケティング」は必要だと考えます。

「作る」と「売る」の両輪

仮に「売る」が苦手でも「作る」に自信が持てるように、

できることの精度を上げていき、いつか巡ってくるチャンスを掴める力をつけておきましょう。

チャンスはみんなに回ってくるけど、頑張っている人だけが掴めるそうです。

チャンスが巡ってきた時に実力がないと、掴めなかったりモノにできなかったり、

チャンスに気づけない場合もあるそうです。

仮に一人で「作る」場合、「企画デザイン」と「パターン・縫製」の両方が必要です。

販売していく中で、制作においての経験値を増やし、感性磨きを続け、商品品質をあげていきましょう。

「作る」が苦手なら、作れるところに任せるのもよしです。

「売る」ことが苦手なら、例えばマーケティング講座の講師やプロに助けを求めるのもよしです。

マーケティング講師や各講師へ、在籍生徒さんが個別相談の申込ができるように、

スクールとして仕組み作りをしていくのも良いなと考えています。

「作る」を、工場さん等に任せたい人のための道筋も作っていきたいと考えています。

生徒さん個人では通常依頼できないプロの方にアドバイスをもらえる環境が整うとしたら、

生徒さんには、とってもラッキーなことだろうと思います。

そういった環境があったとしても、結局は個々の頑張り次第です。

スクール内で築く横のつながりも大事にしてもらい、

個々が楽しく犬服活動を続けていけるように、

生徒さんの目標実現に有効な環境づくりをどんどん進めていきたいと思っています。

自分には何が必要か、何ができているのかを把握しよう

デザインに自信がない人は、デザイン力をあげましょう。

デザインをした後、犬服完成までを外注で商品化するのではないなら、

犬服を仕立てるスキルを身につけましょう。

ブランディングして、売り方・売ること、について、しっかりと戦略立てて動きましょう。

やることは尽きませんが、大変さも楽しみながら、優先順位を決めて、

一つ一つ積み上げていってほしいです。

必ずしもスクールの各クラスを受講しなくてもよいと思います。

自力では難しい、自信がない、自分だけでは結構な遠回りになってしまう、という人には

2019年以降、専科クラスはより充実させていきますので、各クラスを利用してもらうことは近道になるだろうし、有益になると思います。

(末長くお願いしたいですが、各講師の先生達、結構多忙ですので、

興味がある生徒さんがいましたら、担当してくれているうちに ぜひ＾＾;)

時間だけが誰にでも平等にあるものなので、どれだけ有効に有意義に使うか、

自分の中の優先順位を把握して、一度きりの人生を充実させましょう。

私も若い頃、わかっていなかった頃がありますが、

「時は金なり」は本当で、若い生徒さんほどに「時間」の大切さに目を向けてもらうと、

きっと数年後、より良い自分が存在していると思います。

目標実現のためには、自分に何が足りなくて、何が必要なのか、

同じ時間をかけるにも、それを身につけるための最善策は何か、

できないことわからないことを、自力でアテもなくできるようになることは、

気が遠くなるほど時間と労力がかかるし、どんなに苦労しても結局は手にできないかもしれません。

「絶対〇〇する！」と強く思っていると、いつか必ず叶うと思います。

叶えるためには、強く思って、やり続けるのみです。

1年後、3年後、5年後の目標を設定して、一つずつ達成していきましょう！

自分に足りないものをどんどん減らしていきましょう。

私も、同じように、みんなと頑張っていきたいと思います。